「葛」とは・・・
マメ科のツル性植物で、その花の美しさから古来より多くの人々に愛され、紀貫之など多くの文人・俳歌人に歌われてまいりました。
花・茎・根の全てが利用できる大変有益な植物です。
花は、高尚優雅を誇り、秋の七草にも数えられ、お茶花としても親しまれ、また煎じたものは薬草としての効果もあります。
茎は、ツルの強い繊維を使って葛布を織り、昔は衣服として現在ではテーブルクロス・壁紙などの静岡県掛川での民芸品として有名です。
そして、葛の根から採れる澱粉が本葛粉です。発汗・解熱・血行促進の作用があり、平安時代から薬草として重鎮され、現在でも葛根は漢方薬の風邪薬「葛根湯」の原材料にも使われていて、それからとれる葛粉も健康食品として見直されています。
おいしい葛餅をつくりましょう!!
□材料4人分
・吉野葛‥‥50g
・水‥‥‥‥350~400cc
・きな粉‥‥20g
・砂糖‥‥‥40g
1.鍋に水350~400ccと吉野葛、砂糖を入れて火にかけよくかき混ぜてから、弱めの中火にし木べらで練る。
透明になってきたら更に4分間ほど練り続け火から下ろす。
2.粗熱がとれたら水で濡らした流し箱等に流し密閉して冷蔵庫で30分ほど冷やし固める。
3.きな粉に砂糖を加えてよくかき混ぜる。
4.2を食べやすい大きさに切り分け、3を上からかける。黒蜜をかけてもおいしいです。